- HOME
- 診療案内
矯正治療とは
矯正で歯並びが良くなれば、自然と笑顔が増え、周りの人からの印象は変わるでしょう。また、噛み合わせが改善してよく噛めるようになれば、消化が良くなり胃腸に負担をかけにくくなります。歯が磨きやすくなって口内環境も良くなりますし、発音の向上、口が閉じやすくなるという働きもあります。
矯正は小学校に入学したくらいの時期から始めれば、成長も考慮してあごのバランスを整えることができ、永久歯の並び具合を適正に誘導していけます。
中学校、高校、大学などを卒業するまでに、結婚する前になど、ライフイベントを考慮して取り組むことでモチベーション維持につなげることができます。
当院はそれぞれの患者さまに合った矯正プランを立てて、どなたにも役立てる矯正治療を提供することをモットーとしています。
小児矯正
成長期のお子さまの場合、上下のあごの成長が進行中であり、まだ永久歯も生えそろっていません。そのためこの時期は、あごのスペースを作ることで永久歯がキレイに生えるよう導く治療に適しています。
また、小学校に入学する時期の6~7歳くらいから矯正を始めておけば、永久歯が生えそろってから行う「第2期治療」の期間を短縮できたり、第2期治療自体を不要にできたりするケースもあります。トータルの期間や費用を少なくでき、お子さまの負担も減らせます。
第1期の矯正治療は、永久歯がほとんど生えそろう小学校6年生くらいまでに行います。期間中は2~3ヶ月ごとに来院していただくことになります。1回の診療は30~60分程度で、矯正装置の調整や、専用機器を使った歯の清掃、ブラッシング指導などを行っています。
大人の矯正治療
第2期治療は、永久歯が生えそろってから行う矯正治療です。基本的には歯にブラケットを取り付けて、そこに通したワイヤーの矯正力で歯並びを整えていく方法をとります。また、矯正後も後戻りを防ぐための保定期間があります。
あごが小さく、歯が並ぶスペースが足りない場合、永久歯がキレイに並ばないことがあります。例えるなら、3人掛けのベンチに4人、5人が座ろうとするようなものです。人間なら座らないという選択をしますが、歯は生えてきますから、どうしても折り重なって歯並びが悪くなります。
このような状態をキレイに整える場合は、必要に応じて抜歯によりスペースを作ります。また、口元の突出が見られる場合も抜歯して前歯を引っ込め、改善する場合があります。
第2期治療は保定期間も含めて4~6年の期間が必要で、その間の来院は3ヶ月に1回程度です。ご来院時は装置の調整、歯面の清掃、ブラッシング指導を行います。
保険適用の矯正治療
当院は、自立支援医療(更生、育成医療)指定機関であり、顎口腔機能診断施設に認定されています。そのため、一部の咬合異常に対する矯正治療などを、保険適用にてご提供することが可能です。
例えば、先天的に6歯以上の歯が足りないケース(6歯以上の先天性部分(性)無歯症)による噛み合わせの異常や、歯は存在しているけど歯肉やあごの骨に埋まって出てこない、いわゆる埋伏歯が3歯以上あるケース(3歯以上の永久歯萌出不全)による噛み合わせの異常で、埋伏歯開窓術を必要とするもの、および顎変形症(顎離断などの外科的手術が必要な場合に限る)の、術前術後の歯科矯正治療については、保険が適用されます。
また、「唇顎口蓋裂」「Down症候群による咬み合わせ異常」「Crouzon症候群」「鎖骨頭蓋異骨症」「第一・第二鰓弓症候群」「Pierre Robin症候群」「Treacher Collins症候群」といった疾患による矯正治療にも、保険が適用されます。
特に最近は、6歯以上の永久歯が欠損しているケースや、埋伏歯についての問い合わせが多くなっています。該当するか知りたいという方は、まずは当院にご相談ください。